この記事は『初めてのパーソナルトレーニング』というテーマでの3部作の第1回目です。
テレビや、SNSでの情報によって「パーソナルトレーニングを知った」という方は多いのではないでしょうか。メディアの影響で、例えば、激しい運動や筋肉ムキムキのイメージが先行していることが多いのですが、実際のパーソナルトレーニングとそれは一致しているのでしょうか。
1、筋肉ムキムキのトレーナー
ボディビルやベストボディの大会がメディアで紹介されることがあって、筋トレというとマッチョのイメージが刷り込まれていますが、自分もそのような体型にならざるをえないのではと懸念されている方もいるのではないでしょうか。
でも、実際にはパーソナルトレーナーは外見や体型をその方の好みや体質に合わせて変えていくことができるプロです。また、トレーナーにも得意分野があり、例えば、柔軟性やバランス感覚を整えるメニューや、特定のスポーツに特化して競技力を高めるというトレーニングも実施します。
2、厳しい指導
SNSで韓国の筋トレシーンがよく紹介されていますが、多くの場合、厳格な筋肉マッチョのイメージを受けることがあります。初回からハードなトレーニングや厳しいダイエット指導を受けるのではないかと不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
実際には、パーソナルトレーニングの筋力増量に関しては、過負荷の原則という方法論に沿って行われることが通例です。いきなり限界までの負荷で翌日全身が筋肉痛になるような鍛え方は怪我のリスクや心理的にも次回以降のトレーニングに通うことが不安になることもあるので、原則を知っているトレーナーであればいきなり無茶な負荷では行いません。
食事に関しても、栄養学を学んでいるトレーナーであれば厳格なカロリー制限や糖質制限はそのリスクもあることを知っているので、クライアントの状況をよく見て実施するか否かは判断します。
3、高額な料金
パーソナルサービスということで「とても高価なサービスではないのか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。もちろん価格が高いか安いかはその方の主観によるものなので高い安いで語ることは適切ではないでしょう。
ということで一般的なパーソナルトレーニングの価格について紹介します。
まず、表には公表されていない隠れたコストを発生させるジムがあります。
それは、入会金などではなく、プロテインパウダーなどのサプリメントを強く勧めてくるジムです。
(コロナ前の情報では大手のパーソナルジムが)1袋1万円以上のプロテインを売ってくるという情報もありました。入会前に確認しておくと安心です。
パーソナルジムの料金の違いは
・トレーナーの経歴
・個室ジムであるかどうか
・月会費が設定されているジムかどうか
大きくはこのように分けることができます。
安く受けたいという方はサブスクリプションのパーソナルトレーニングを売り出しているジムも出てきています。しかし、その分トレーナーの報酬も低く抑えられることでトレーナーの経歴やサービスの質は下がるかも知れません。
個室ジムの場合は、マンションの一室に業務用ではない低価格マシンを設置している場所は比較的安価な料金設定をしていることはあります。一方、商業ビルを使用し、業務用マシンを取り揃えている場合は価格が上がる傾向にあります。
ただ、パーソナルトレーニングは効果が現れるかどうかが最も大切な要素であることから、トレーナー経験が長いトレーナー料金は価格が1レッスン1万円超えでも人気になる傾向があります。
このようにパーソナルトレーニングは、メディアで見るイメージとは異なっている部分が多く、とても個人に寄り添ったサポートを行うサービスです。続けられる環境を見つける重要性について説明しました。
次回、第2回では『初めてのパーソナルトレーニング:セッション当日に知っておくべきこと』に焦点を当てて解説します。トレーニングの前にどんな準備をすればいいのか、不安を解消するためのポイントを紹介します。