代表トレーナーブログ

UTMB完走には体の中からのメンテナンスがポイント

UTMB出場へ向けて

自分の体で分かること

記事の題名とは全く違うのですが、運動や栄養、施術などを行うと体にはどのような影響が出ているのかという事に個人的に以前から興味があります。それらによって体組成を変化させる事も面白く、例えばダイエットのために脂肪を減らす、筋肉をつけるということ。それも、運動だけする、食事だけ気をつける、というものではなく、運動と栄養と施術を組み合わせると効果が現れやすいという取組を学生の頃から一人で黙々と行ってきたことが今の仕事にも繋がっているのだろうと思っています。

それが近年、筋肉や脂肪を増やす減らすなどの見た目の変化よりも自分自身が感じる疲労というものに興味が移りつつあります。疲労の研究というと日本では大阪大学が積極的で、それを科学的に解明していこうと本格的に取り組まれているそうです。それら研究はとても興味深いもので、今後様々な事がデータを元に解析される事になるのでしょう。私の場合はトレーナーですので、実務家ということを生かし、日々ジムのお客様の体調と密に携わる事ができるため、そこから得られる経験を疲労に抗する、抗疲労という分野で生かしていきたいと考えています。

そこで、お客様の状態をアンケートや触診で記録する事も大切なのですが、もっと細かな部分はトレーナーでも把握が難しく、自分自身にしかわからないというものもあります。例えば、朝起きた時の体調の具合や胃腸の状態、脊柱の可動性の変化や食欲、便の状態なども。もちろん私一人の体を見るだけで多くのことを断定することはできませんが、人は生理学的に共通する部分も多いので新たな発見や検証にとって自分の体を知っていることは役に立つと考えています。その考えもあり、2日間もの間、ほとんど休憩なしに山を走りきるという、おかしな大会に参加しようと決めました。日常の疲労はこのように運動を行いすぎることからくるものよりも、ストレスや睡眠不足、栄養不足から来るものが多いと私は考えているのですが、体の中で起こっている反応としては似ている部分も多く、また、抗疲労の際にとるアプローチも共通するものが多く、まさに自分の体を使って実験をしていこうという計画なのです。

Biochemistry(生化学)

体の変化を科学的に解き明かしていく、という学問にバイオケミストリーというものがありますが、運動、栄養、施術が体にどのような影響を与えるのかは私の最も興味がある分野です。それがこうじて昨年末には1年がかりで自分が納得できるBCAA(分岐酸アミノ酸)を作って弊社ジムで販売を始めました(笑)。栄養素は基本的には咀嚼、飲む、から体内に取り込むものですが、消化と吸収が弱い体質の方が少なくありません。そのような方が無理に食べ物を胃の中に入れると、胃が疲れる、吸収できないタンパク質が体内に不自然な形で入って来る、などなど体にとってマイナスの働きをしてしまう事になります。それら悪影響をなくすためにはある程度のサプリメントも必要であるとの見解から、アミノ酸だけではなく、徐々にラインナップも増やしていきたいという気持ちでいます。例えば、体の疲労に関係がある栄養素である、ビタミンA,C,E、コエンザイムQ10、チキンエキスなどはトレイルランニング中にも取り入れる栄養素ですので前向きに考えています。

UTMBとはどのようなレースなのか

ウルトラトレイルドゥモンブラン、とはヨーロッパアルプスのモンブランを取り囲む山道をぐるっと1週周るレースで、国境をまたがりフランス、イタリア、スイスを移動します。5つのレースがあり、距離や制限時間は様々で、約8,000人もの人が参加します。その中でも距離約170km、累積での標高が9,000mオーバー、制限時間が46時間という最も過酷な大会にエントリーしています。NHKの特番でご覧になった方もいるかも知れませんね。

下記の動画をご覧いただけるとイメージが伝わりやすい

UTMB動画(https://www.chamonix.net)より

自身の現時点での体力レベルは完走を目標とした場合、たったの30%といったところで、それは、昨年のサハラマラソンに出場してからしばらくの間目標を見失っていたことで、ランニングをほぼサボっていました。リスタートは大会エントリーを行う年末からです。まだまだ距離の短いランニングと里山のトレーニングを始めたばかり。ただ、予想では、完走に必要な体力は普段から体調を崩さないこと、レース中は胃腸のコンディションを保つことがポイントだと思っています。もちろん、長時間動き続けるので、ベースとして下半身の強さや筋肉の持久力も強化しなければなりません。意識すべきは普段の食事からお腹をこわさない、栄養状態をハイレベルで保つことなど定期的な血液検査なども行います。このようなスポーツを行うことは鍛えることが中心と思われがちで、実際にそのような選手もいるでしょうけれど、私の場合は普段のコンディションを保つことの方を重視しています。なぜなら、無理をするとトレーニングが実施できなくなりますし、体内の栄養レベルが低下して疲労から怪我に繋がるからです。

文章構成がいまいちにも関わらず最後までご覧いただきありがとうございました。この記事は銀座と表参道のパーソナルトレーニングジム、ボディディレクターの島脇が記述しました。