代表トレーナーブログ
良い「カラダ」道

2018/03/09
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歌手専門パーソナルトレーニング

ヴォーカリスト専門のトレーナーとして寄り添ってきて

今回は歌手のコンディショニングの概要を説明させて頂きます。

この記事は表参道、銀座のパーソナルトレーニング専門ジム、ボディディレクターの島脇が記述します。

私のトレーナー活動は、歌手のトレーナーとして、年間の1/3がライブ帯同で出張、東京のプライベートジムではコンディショニングを年間を通じて行なっています。簡単な自己紹介から歌手の特徴とパフォーマンス発揮のための概要を記述させていただきます。

歌手への憧れから東京に

私はパーソナルトレーナーというマンツーマンでお客様に寄り添って、肉体改造や日々のコンディションをサポートさせていただくという仕事を始めて今年で19年目になります。その中で様々なお客様との出会いがあり、ダイエットやボディメイクはもちろん、怪我からの回復や日々のコンディション調整などを行ってきました。また、歌手への興味といいますか、憧れが強く、彼等をサポートしたいという気持ちから現在は東京に身を置くに至っています。

元来、子供の頃から運動が得意、体調が良く、病気になった事がない。というような、いわゆるスーパーアスリートをサポートしたいという気持ちもトレーナーを始めた頃はあったのですが、実際にトレーナー活動を始めてからはどちらかというと運動と疎遠だった方や、ダンスなどのしなやかな筋肉が特に必要とされるスポーツをされる方のトレーニングの方が自分の性格にもスタイルにもあっているように感じていた時がありました。その時、偶然にもテレビでマイケルジャクソンのワールドツアーの映像をみる機会があり、そこに専属のトレーナーがついている事を知りました。単純な私は「これだ」と。目標とする場所を見つけました。

東京での歌手の方々との出会い

東京に出てきて初めの数年は、決して順風満帆なトレーナー業とは言えませんでしたが、「さすが東京」と思う事が多く、特にWebページで歌手の方々を募集していたわけでもないのですが、数年すると私が求めていたようなお客様(歌手)の方々から依頼が来るようになり、当時思い描いていたコンサートのライブ帯同や、歌唱力に関係のあるトレーニングを行うという環境に入る事ができました。丁度2005年にプライベートジムを開業してからです。

ヴォーカリストの特徴

大勢の前で素晴らしい歌声を披露するヴォーカリスト。歌があんなに上手に歌えるといいな、なんて思うこともありますが、プロのステージは甘いものではありません。観客はその歌声に期待しています。ヴォーカリストはその期待に応えるために、高音が出せるように、ビブラートがうまく響くように、歌詞を間違えないようになどなど色々なプレッシャーを感じながらステージに立ちます。緊張状態はステージ直前のドキドキするといったものの場合、緊張度合いが過ぎると体に力が入って複式呼吸がうまくできなくなる場合があります。また、腹筋、横隔膜、声帯周りの筋コントロールがうまくできずに、声がコントロールできないということも。

もう一つはステージ直前ではなく、数日前、数週間前、ライブ期間中ずっとと言うように長い時間の緊張状態。これは交感神経が過敏な状態が長く続く事で体が休めていない状態になります。このような場合は体が消耗しますので、体力と免疫力の低下から体調を崩すリスクやステージで力を出し切る事ができない事になりやすい。

シンガーソングライターの特徴

シンガーソングライターも上記ヴォーカリストの問題がありますが、それ以外にも作曲期間(制作期間)に全身全霊で歌を作る方が多いので、生活のリズムが崩れる。頭の使い過ぎで脳が疲れるといった症状が現れやすくなります。それがライブ期間と重なると、より慎重にコンディションを調整する事になります。

ハイパフォーマンスを発揮するために

ヴォーカリスト、シンガーソングライター、いずれの場合も普段から体力に余裕を持たせて、多少無理をしても歌のパフォーマンスが落ちないようにする必要があります。その為には適度な運動、健康的な食事、質の高い睡眠をとるようにトレーニングを行う事が有効と言えます。運動に関しては基礎的な全身筋力をつける事以外に、歌に関係のある息を吸う、吐く、姿勢を正す筋肉をより強化すると効果的です。また、心臓と血液循環の機能を上げる事で、酸欠になりにくい体を作ることも有効です。食事に関しても、バランスよく摂る事が基本ではありますが、多くの人には体に合わない食べ物がありますので、そのような食材を控える、消化酵素を飲む、というような工夫もします。そして、緊張状態や疲労具合に合わせて食べ方を変える、サプリメントを飲むようなことも行います。

筋肉や自律神経系のケアも大切

鍛えることも大切ですが、筋肉を鍛えた後は筋肉や細胞に疲労が出ます。栄養によって除去することも必要ですが、施術によって筋肉をケアすることも大変重要です。運動と施術と栄養、そして睡眠は1セットとして考えてください。ライブ期間前になると運動強度もあげて、ステージでより良いパフォーマンスができるように調整します。この期間はリハーサルも始まり、歌う時間が長くなります。通常の施術によるケアだけではなく、首や喉周りのケアも追加し、本番に悪影響が現れないよう注意深くコンディションを整えます。また、交感神経過敏状態に陥っている場合は、通常の筋肉の施術だけではバランスが整いきらないので、頭蓋骨や消化器官などへのアプローチも加え、しっかりと休めるように体にスイッチオフのサインを入れることも行うと効果的です。

トレーナーというと体育会系のバリバリ引っ張っていくイメージをもたれるかも知れませんが、歌手のような表現者のトレーナーはそのようなタイプではなく、話に共感でき、寄り添う事ができる人が適していると私は考えています。歌手は最終的には自分で自分をコントロールしてステージに立つ事になります。そのために、時には我々が話し相手となりその手伝いをすることもあります。また、深くその人物を理解しようと努めること、応援する気持ちが双方の信頼関係を築く事になると思います。

 

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PROFILE

パーソナルトレーナー島脇伴行

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